一般社団法人栗山青年会議所

2021年度 理事長所信

 

2021年度 LOMスローガン

創意工夫

~築きあげよう地域の輝き~

 

第53代 理事長 西岡 政則

 

 

【はじめに】

いかなる建造物にも丈夫な基礎が必要であり、土台からしっかりと支えていなければ建物は倒壊してしまい、それぞれの結合部のバランスが崩れてしまうと歪みが生じ、外部からの作用に対抗する十分な役目を果たせなく本来の機能が損なわれてしまいます。また、いつまでも同じ状態を保つためには、定期的に手を加えメンテナンスをしなければ、様々な要因により、外観や機能が損なわれてしまいます。それは、建物だけに限らず人間関係や企業、組織にも同じことが言えると考えます。突如として現れた新型コロナウイルスにより、日本のみならず全世界に拡がりを見せ、今まで当たり前としていた日常が失われ、日々の生活様式も様変わりしました。新型コロナウイルスの感染リスクから、他国の出入国の規制措置や休日の過ごし方など日常の外出機会の制限、接客業や飲食店、観光業など様々な職種が存続の窮地に追いやられ、人々の生命が脅かされています。感染拡大を避けるため、多くの事業やイベントが延期や中止となり、経済にも甚大な影響を与えております。我々、青年会議所活動にも大きな影響を与え、地域の経済と町民の感染のリスクを考えると、従来の活動が出来なくなっております。この状況下の中でも、青年会議所は持続可能な地域の発展を創造する組織として歩みを止めてはなりません。

時局の地域課題の解決へ向け、試行錯誤をくり返し、地域間の横の繋がりを高め、青年として、情熱を傾注し積極果敢に行動するとともに、多くの人財の意識を手繰り寄せ、より良い地域を創造しましょう。

 

【地域を切り拓く組織として】

青年会議所は、明るい豊かな社会の実現に向けて、20歳から40歳までの働き盛りである時期を、「まちのため」「ひとのため」を想い活動し、新陳代謝を繰り返しながらも、地域の課題解決へ向け糸口となる運動事業を先駆けて推進し、運動へと変化させることで新たなリーダーを創出し、地域の発展を推し進めてきました。先達が築いてきたこの地域を、今を生きる私たちがより良い地域を創造していくには、地域の課題解決に向けた知恵とアイデアの裾野を広げる、より多くの人財を増やしていく必要があります。そのためには、小さなチャンスも逃さないように常にアンテナを張りめぐらせ、多くの繋がりや栗山青年会議所のネットワークも活用し、未だ見ぬ人財を求め率先して、地域に所在する行政や企業、団体と繋がる必要があると考えます。新たな人財が加わることにより、組織やメンバーに意識の変化を促す起爆剤となると同時に、地域の課題解決へ向けて、多くの意識を集めた効果的な事業を展開することで、より良い地域の実現に向けた大きな一歩を進めると考えます。そして、時局に即した変化を繰り返し今日まで在り続けた様に、これからの在り方を考え、情勢に応じた組織へと変革する必要があると考えます。「現在」だけを見るのではなく「地域の未来」を見据え、性別や国籍は基より新たな層へアプローチを掛け、様々な意識を巻き込む必要があり、そのためには、今一度、組織としてのコンプライアンスの厳守、メンバーとしての主体性の向上を図り、能動的な人財を創出する組織となることで、内面から魅力のある組織へ昇華するべく組織基盤を強化し、必ず30名体制を達成します。

 

【会員としての資質向上】

青年会議所は、地域の課題を捉え、解決策を模索し、政策の立案、実行までを行う組織であり、実現に向けた運動・事業を展開し続ける組織であります。現在、栗山青年会議所では在籍年数の浅いメンバーをはじめ、思考から行動へうつし、地域の発展へ寄与できる機会が減少しています。青年会議所活動の本質を理解する機会を設け、組織として常に地域の課題解決へ向けた運動・事業を展開する必要性や一人ひとりの主体性の向上を図るとともに、青年会議所活動の大義を問いかけ、いかなる壁にも積極的且つ能動的に行動する熱を生み出し、JAYCEEとして、また、一人の責任ある青年として、自ら行動を起こすことにより、地域の現状をより良く変えていくことが、自身が守るべき者のためであることを認識する必要があると考えます。目的意識を明確にし、地域の未来ビジョンを描く同志として、メンバーの結束力を高め、地域を想い行動する大義を共有し、より良い地域を創造しましょう。

 

【青少年育成事業】

近年では、インターネットの普及が進み、SNSの利用により個人の発信や情報交換が容易となっており、情報ネットワーク社会における人と交流する機会が減少することは、人との相互理解に必要なコミュニケーション能力の低下やアイデンティティの確立に必要な関係性が薄れていると考えます。地域コミュニティの場や地域住民との交流の機会が減少しているなか、学校教育では学べない、地域が発展してきた成り立ちや地域の歴史や地形がもたらす環境を学び、多くの関係性から生まれる繋がりは、一人ひとりの知見を深め、地域に対する郷土愛を醸成すると考えます。また、様々なモノや考え方に触れ合う機会を提供し、自分の知らない事に興味や好奇心を抱き創造力を高め自分の可能性を見出し、自分の考えを他者へ伝える意欲とアイデンティティの醸成へと繋げ、健全な成長へ導く機会を創出することで、多くの可能性を秘めた原石である子ども達が、自分だけではなく、人や地域を想う心豊かな人財となり、地域の未来に輝きを創出すると考えます。様々な夢や希望を抱き、子ども達が地域の未来を切り拓く無限の可能性を広げることで、地域の未来を明るく照らす人財を創出しましょう。

 

【スポーツの可能性】

我々は、地域の垣根を超えた連携を創出するため、年齢、性別に関係なく誰もが体感出来る無限の可能性を持つスポーツを活用することで、地域の活性化、広域連携を強める、南々そらちの一体感を創出する必要があると考えます。昨年開催されるはずだった、東京2020オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルス感染症の影響により、本年の開催になったことで、4年のサイクルで行われる大会に出られなくなった選手や選考された選手もいる中、関係するすべての人に感動を与えるスポーツが持つ可能性は、コロナ禍において衰退した経済や活気を取り戻す機会となり得ると考えます。スポーツには、多くの人を感動させる魅力、健康づくりやストレス解消など健康維持にも取り入れられ、経済効果も生み出すなど、スポーツが持つ可能性は大きくあります。また、スポーツを活用した運動を展開してきた我々として、スポーツを核とした住民と協働によるまちづくりを目指し、栗山町から南々そらちの魅力を高め、SDGs「持続可能な開発目標」を推進しているJCとしても、地域間連携を深め、まちの魅力を持続可能に創出する地域づくりを展開していきましょう。また、健康維持やコミュニティの醸成、既存する地域のスポーツ施設の活用やスポーツ環境を整え、夢や希望を抱く若者やスポーツ従事者を地域で支える体制の構築を推し進め、南々そらちの魅力と一体感を創造することで、国内外で活躍する南々そらちの輝きとなる人財を創出しましょう。

 

【地域の魅力となる夕張川】

私たちが住み暮らす地域を流れる夕張川は、農業をはじめ流域地域の発展に大きく寄与し、夕張川が生み出す魅力は大きな可能性を秘めております。地域の発展とともに、炭鉱群の開発や河川の氾濫による被害が多くあり、河川の改修が進められ、千歳川とともに鮭漁の一つだった夕張川にサケを還そうと、2008年に先輩諸氏により、サケの稚魚を放流したのが転機となり、メンバーと行政、さらには町民の熱き情熱と想いによって、遡上の障害となる各箇所の改修をはじめ、2015年に栗沢頭首工に魚道「サーモンロード」が完成し、今では、サケやマスを含む多くの生き物が上流へ昇ることが可能となり、夕張川をはじめ雨煙別川など産卵床が確認されております。地域住民の想いを夕張川に傾けるために、きれいな河川を維持する清掃を町民とともに行っており、年々ごみは減少しているものの、まだまだ回収されるごみは数多くあり、年間を通して河川を美化し、町民の意識を寄せる必要があると考えます。夕張川自然再生協議会とともに、夕張川の関連事業を推し進めるためにも、流域地域に所在する企業のCSR活動を引き寄せ、持続可能な運動へと高めるとともに、ベネフィットベンダー(寄付型自動販売機)の設置を促進し、夕張川の関連する運動により多くの人の関心を生み出します。行政や企業をはじめ流域住民の郷土愛を醸成することで、地域の発展を支えた夕張川を地域のシンボルとなる四季の移り変わりを知らせる自然豊かな夕張川を創造しましょう。

 

【地域の価値創出】

南々そらちを成形する基幹産業の多くは農業であり、豊かな水資源と肥沃な大地により収穫される恵みは、地域の発展には欠かせない魅力の一つでもあり、食・文化・歴史の魅力ある南々そらちが持つ可能性は数多く存在します。2012年より地域の魅力発信として、栗山マルシェを開催し、2016年には、ふるさと田舎まつり実行委員会へと組織化を進め、そのなかで、栗山商工会議所青年部とともに「くりやまカレージンギスカン」を作成し、地域で生産されている農産物の新たな魅力として、クラフトビール「RAITERAS」を作り、地域の自然や食文化をはじめ、魅力を秘めた地域資源の底上げを新たな魅力として発信しています。更には、南々そらちの飲食店をはじめ各種企業の情報やイベント情報など、一元化した情報発信ツールとして身近な端末で確認出来る「ふるさと田舎まつり」アプリを活用した、地域の繋がりから生成される南々そらちの魅力を発信しており、地域の魅力を探し求め、さらに魅力を発信いたします。また、地域に秘められた魅力を最大限に引き出すため、地域内外の若者と南々そらちが持つ可能性を掛け合わせ、そこ

から生まれる新しい魅力を南々そらちの新たな価値として創造することで、南々そらちに対しての関心や郷土愛を高めると考えます。より多くの関係する主体を巻き込み、繋がりから生成される魅力は、地域の価値を高め、価値観の多様化している人々の関心を集めるため、広域連携をさらに高め、多種多様な情報や可能性を発信することで、夢と希望が輝く南々そらちを創造しましょう。

 

【結びに】

我々は、異業種で構成される組織として様々な価値観を共有し、地域の課題解決に向けて主体的、能動的に行動することが責務であると考えます。

青年だからこそ成しえる事が多くあり、自立と責任が求められるリーダーとして、能動的な行動と積極果敢に挑戦を繰り返すことで見える新たな境地から、より良い地域の未来ビジョンを多くの同志と描き、見えるもの、感じるものそれぞれ価値観が違う新たな人財を巻込み、一人ひとりの彩る魅力を合わせ、自身が住む地域の課題解決へ向け、仲間と共に持続可能な地域の輝きを創造しましょう。1本の木からでは形成することのできない建物は、1 本 1 本の木を組合せて骨組を作り上げ、屋根や壁など多くの関係するものから建物が形を成すように、メンバーが単独ではなく組織として一丸となり、多くの繋がりから生み出される新たな価値を原動力へと繋げ、内面から魅力が溢れ出る組織となることで、地域に必要とされ続ける組織として、より良い地域を一途に想い、仲間と共に夢と希望で満ち溢れた、南々そらちを創造しよう。

 

 

 

 

一般社団法人栗山青年会議所

2021年度 理事長所信

 

2020年度LOMスローガン

創意工夫

~築きあげよう地域の輝き~

 

第53代 理事長 西岡 政則

 

 

【はじめに】

いかなる建造物にも丈夫な基礎が必要であり、土台からしっかりと支えていなければ建物は倒壊してしまい、それぞれの結合部のバランスが崩れてしまうと歪みが生じ、外部からの作用に対抗する十分な役目を果たせなく本来の機能が損なわれてしまいます。また、いつまでも同じ状態を保つためには、定期的に手を加えメンテナンスをしなければ、様々な要因により、外観や機能が損なわれてしまいます。それは、建物だけに限らず人間関係や企業、組織にも同じことが言えると考えます。突如として現れた新型コロナウイルスにより、日本のみならず全世界に拡がりを見せ、今まで当たり前としていた日常が失われ、日々の生活様式も様変わりしました。新型コロナウイルスの感染リスクから、他国の出入国の規制措置や休日の過ごし方など日常の外出機会の制限、接客業や飲食店、観光業など様々な職種が存続の窮地に追いやられ、人々の生命が脅かされています。感染拡大を避けるため、多くの事業やイベントが延期や中止となり、経済にも甚大な影響を与えております。我々、青年会議所活動にも大きな影響を与え、地域の経済と町民の感染のリスクを考えると、従来の活動が出来なくなっております。この状況下の中でも、青年会議所は持続可能な地域の発展を創造する組織として歩みを止めてはなりません。

時局の地域課題の解決へ向け、試行錯誤をくり返し、地域間の横の繋がりを高め、青年として、情熱を傾注し積極果敢に行動するとともに、多くの人財の意識を手繰り寄せ、より良い地域を創造しましょう。

 

【地域を切り拓く組織として】

青年会議所は、明るい豊かな社会の実現に向けて、20歳から40歳までの働き盛りである時期を、「まちのため」「ひとのため」を想い活動し、新陳代謝を繰り返しながらも、地域の課題解決へ向け糸口となる運動事業を先駆けて推進し、運動へと変化させることで新たなリーダーを創出し、地域の発展を推し進めてきました。先達が築いてきたこの地域を、今を生きる私たちがより良い地域を創造していくには、地域の課題解決に向けた知恵とアイデアの裾野を広げる、より多くの人財を増やしていく必要があります。そのためには、小さなチャンスも逃さないように常にアンテナを張りめぐらせ、多くの繋がりや栗山青年会議所のネットワークも活用し、未だ見ぬ人財を求め率先して、地域に所在する行政や企業、団体と繋がる必要があると考えます。新たな人財が加わることにより、組織やメンバーに意識の変化を促す起爆剤となると同時に、地域の課題解決へ向けて、多くの意識を集めた効果的な事業を展開することで、より良い地域の実現に向けた大きな一歩を進めると考えます。そして、時局に即した変化を繰り返し今日まで在り続けた様に、これからの在り方を考え、情勢に応じた組織へと変革する必要があると考えます。「現在」だけを見るのではなく「地域の未来」を見据え、性別や国籍は基より新たな層へアプローチを掛け、様々な意識を巻き込む必要があり、そのためには、今一度、組織としてのコンプライアンスの厳守、メンバーとしての主体性の向上を図り、能動的な人財を創出する組織となることで、内面から魅力のある組織へ昇華するべく組織基盤を強化し、必ず30名体制を達成します。

 

【会員としての資質向上】

青年会議所は、地域の課題を捉え、解決策を模索し、政策の立案、実行までを行う組織であり、実現に向けた運動・事業を展開し続ける組織であります。現在、栗山青年会議所では在籍年数の浅いメンバーをはじめ、思考から行動へうつし、地域の発展へ寄与できる機会が減少しています。青年会議所活動の本質を理解する機会を設け、組織として常に地域の課題解決へ向けた運動・事業を展開する必要性や一人ひとりの主体性の向上を図るとともに、青年会議所活動の大義を問いかけ、いかなる壁にも積極的且つ能動的に行動する熱を生み出し、JAYCEEとして、また、一人の責任ある青年として、自ら行動を起こすことにより、地域の現状をより良く変えていくことが、自身が守るべき者のためであることを認識する必要があると考えます。目的意識を明確にし、地域の未来ビジョンを描く同志として、メンバーの結束力を高め、地域を想い行動する大義を共有し、より良い地域を創造しましょう。

 

【青少年育成事業】

近年では、インターネットの普及が進み、SNSの利用により個人の発信や情報交換が容易となっており、情報ネットワーク社会における人と交流する機会が減少することは、人との相互理解に必要なコミュニケーション能力の低下やアイデンティティの確立に必要な関係性が薄れていると考えます。地域コミュニティの場や地域住民との交流の機会が減少しているなか、学校教育では学べない、地域が発展してきた成り立ちや地域の歴史や地形がもたらす環境を学び、多くの関係性から生まれる繋がりは、一人ひとりの知見を深め、地域に対する郷土愛を醸成すると考えます。また、様々なモノや考え方に触れ合う機会を提供し、自分の知らない事に興味や好奇心を抱き創造力を高め自分の可能性を見出し、自分の考えを他者へ伝える意欲とアイデンティティの醸成へと繋げ、健全な成長へ導く機会を創出することで、多くの可能性を秘めた原石である子ども達が、自分だけではなく、人や地域を想う心豊かな人財となり、地域の未来に輝きを創出すると考えます。様々な夢や希望を抱き、子ども達が地域の未来を切り拓く無限の可能性を広げることで、地域の未来を明るく照らす人財を創出しましょう。

 

【スポーツの可能性】

我々は、地域の垣根を超えた連携を創出するため、年齢、性別に関係なく誰もが体感出来る無限の可能性を持つスポーツを活用することで、地域の活性化、広域連携を強める、南々そらちの一体感を創出する必要があると考えます。昨年開催されるはずだった、東京2020オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルス感染症の影響により、本年の開催になったことで、4年のサイクルで行われる大会に出られなくなった選手や選考された選手もいる中、関係するすべての人に感動を与えるスポーツが持つ可能性は、コロナ禍において衰退した経済や活気を取り戻す機会となり得ると考えます。スポーツには、多くの人を感動させる魅力、健康づくりやストレス解消など健康維持にも取り入れられ、経済効果も生み出すなど、スポーツが持つ可能性は大きくあります。また、スポーツを活用した運動を展開してきた我々として、スポーツを核とした住民と協働によるまちづくりを目指し、栗山町から南々そらちの魅力を高め、SDGs「持続可能な開発目標」を推進しているJCとしても、地域間連携を深め、まちの魅力を持続可能に創出する地域づくりを展開していきましょう。また、健康維持やコミュニティの醸成、既存する地域のスポーツ施設の活用やスポーツ環境を整え、夢や希望を抱く若者やスポーツ従事者を地域で支える体制の構築を推し進め、南々そらちの魅力と一体感を創造することで、国内外で活躍する南々そらちの輝きとなる人財を創出しましょう。

 

【地域の魅力となる夕張川】

私たちが住み暮らす地域を流れる夕張川は、農業をはじめ流域地域の発展に大きく寄与し、夕張川が生み出す魅力は大きな可能性を秘めております。地域の発展とともに、炭鉱群の開発や河川の氾濫による被害が多くあり、河川の改修が進められ、千歳川とともに鮭漁の一つだった夕張川にサケを還そうと、2008年に先輩諸氏により、サケの稚魚を放流したのが転機となり、メンバーと行政、さらには町民の熱き情熱と想いによって、遡上の障害となる各箇所の改修をはじめ、2015年に栗沢頭首工に魚道「サーモンロード」が完成し、今では、サケやマスを含む多くの生き物が上流へ昇ることが可能となり、夕張川をはじめ雨煙別川など産卵床が確認されております。地域住民の想いを夕張川に傾けるために、きれいな河川を維持する清掃を町民とともに行っており、年々ごみは減少しているものの、まだまだ回収されるごみは数多くあり、年間を通して河川を美化し、町民の意識を寄せる必要があると考えます。夕張川自然再生協議会とともに、夕張川の関連事業を推し進めるためにも、流域地域に所在する企業のCSR活動を引き寄せ、持続可能な運動へと高めるとともに、ベネフィットベンダー(寄付型自動販売機)の設置を促進し、夕張川の関連する運動により多くの人の関心を生み出します。行政や企業をはじめ流域住民の郷土愛を醸成することで、地域の発展を支えた夕張川を地域のシンボルとなる四季の移り変わりを知らせる自然豊かな夕張川を創造しましょう。

 

【地域の価値創出】

南々そらちを成形する基幹産業の多くは農業であり、豊かな水資源と肥沃な大地により収穫される恵みは、地域の発展には欠かせない魅力の一つでもあり、食・文化・歴史の魅力ある南々そらちが持つ可能性は数多く存在します。2012年より地域の魅力発信として、栗山マルシェを開催し、2016年には、ふるさと田舎まつり実行委員会へと組織化を進め、そのなかで、栗山商工会議所青年部とともに「くりやまカレージンギスカン」を作成し、地域で生産されている農産物の新たな魅力として、クラフトビール「RAITERAS」を作り、地域の自然や食文化をはじめ、魅力を秘めた地域資源の底上げを新たな魅力として発信しています。更には、南々そらちの飲食店をはじめ各種企業の情報やイベント情報など、一元化した情報発信ツールとして身近な端末で確認出来る「ふるさと田舎まつり」アプリを活用した、地域の繋がりから生成される南々そらちの魅力を発信しており、地域の魅力を探し求め、さらに魅力を発信いたします。また、地域に秘められた魅力を最大限に引き出すため、地域内外の若者と南々そらちが持つ可能性を掛け合わせ、そこ

から生まれる新しい魅力を南々そらちの新たな価値として創造することで、南々そらちに対しての関心や郷土愛を高めると考えます。より多くの関係する主体を巻き込み、繋がりから生成される魅力は、地域の価値を高め、価値観の多様化している人々の関心を集めるため、広域連携をさらに高め、多種多様な情報や可能性を発信することで、夢と希望が輝く南々そらちを創造しましょう。

 

【結びに】

我々は、異業種で構成される組織として様々な価値観を共有し、地域の課題解決に向けて主体的、能動的に行動することが責務であると考えます。

青年だからこそ成しえる事が多くあり、自立と責任が求められるリーダーとして、能動的な行動と積極果敢に挑戦を繰り返すことで見える新たな境地から、より良い地域の未来ビジョンを多くの同志と描き、見えるもの、感じるものそれぞれ価値観が違う新たな人財を巻込み、一人ひとりの彩る魅力を合わせ、自身が住む地域の課題解決へ向け、仲間と共に持続可能な地域の輝きを創造しましょう。1本の木からでは形成することのできない建物は、1 本 1 本の木を組合せて骨組を作り上げ、屋根や壁など多くの関係するものから建物が形を成すように、メンバーが単独ではなく組織として一丸となり、多くの繋がりから生み出される新たな価値を原動力へと繋げ、内面から魅力が溢れ出る組織となることで、地域に必要とされ続ける組織として、より良い地域を一途に想い、仲間と共に夢と希望で満ち溢れた、南々そらちを創造しよう。

 

 

 

 

一般社団法人栗山青年会議所

2021年度 理事長所信

 

2020年度LOMスローガン

創意工夫

~築きあげよう地域の輝き~

 

第53代 理事長 西岡 政則

 

 

【はじめに】

いかなる建造物にも丈夫な基礎が必要であり、土台からしっかりと支えていなければ建物は倒壊してしまい、それぞれの結合部のバランスが崩れてしまうと歪みが生じ、外部からの作用に対抗する十分な役目を果たせなく本来の機能が損なわれてしまいます。また、いつまでも同じ状態を保つためには、定期的に手を加えメンテナンスをしなければ、様々な要因により、外観や機能が損なわれてしまいます。それは、建物だけに限らず人間関係や企業、組織にも同じことが言えると考えます。突如として現れた新型コロナウイルスにより、日本のみならず全世界に拡がりを見せ、今まで当たり前としていた日常が失われ、日々の生活様式も様変わりしました。新型コロナウイルスの感染リスクから、他国の出入国の規制措置や休日の過ごし方など日常の外出機会の制限、接客業や飲食店、観光業など様々な職種が存続の窮地に追いやられ、人々の生命が脅かされています。感染拡大を避けるため、多くの事業やイベントが延期や中止となり、経済にも甚大な影響を与えております。我々、青年会議所活動にも大きな影響を与え、地域の経済と町民の感染のリスクを考えると、従来の活動が出来なくなっております。この状況下の中でも、青年会議所は持続可能な地域の発展を創造する組織として歩みを止めてはなりません。

時局の地域課題の解決へ向け、試行錯誤をくり返し、地域間の横の繋がりを高め、青年として、情熱を傾注し積極果敢に行動するとともに、多くの人財の意識を手繰り寄せ、より良い地域を創造しましょう。

 

【地域を切り拓く組織として】

青年会議所は、明るい豊かな社会の実現に向けて、20歳から40歳までの働き盛りである時期を、「まちのため」「ひとのため」を想い活動し、新陳代謝を繰り返しながらも、地域の課題解決へ向け糸口となる運動事業を先駆けて推進し、運動へと変化させることで新たなリーダーを創出し、地域の発展を推し進めてきました。先達が築いてきたこの地域を、今を生きる私たちがより良い地域を創造していくには、地域の課題解決に向けた知恵とアイデアの裾野を広げる、より多くの人財を増やしていく必要があります。そのためには、小さなチャンスも逃さないように常にアンテナを張りめぐらせ、多くの繋がりや栗山青年会議所のネットワークも活用し、未だ見ぬ人財を求め率先して、地域に所在する行政や企業、団体と繋がる必要があると考えます。新たな人財が加わることにより、組織やメンバーに意識の変化を促す起爆剤となると同時に、地域の課題解決へ向けて、多くの意識を集めた効果的な事業を展開することで、より良い地域の実現に向けた大きな一歩を進めると考えます。そして、時局に即した変化を繰り返し今日まで在り続けた様に、これからの在り方を考え、情勢に応じた組織へと変革する必要があると考えます。「現在」だけを見るのではなく「地域の未来」を見据え、性別や国籍は基より新たな層へアプローチを掛け、様々な意識を巻き込む必要があり、そのためには、今一度、組織としてのコンプライアンスの厳守、メンバーとしての主体性の向上を図り、能動的な人財を創出する組織となることで、内面から魅力のある組織へ昇華するべく組織基盤を強化し、必ず30名体制を達成します。

 

【会員としての資質向上】

青年会議所は、地域の課題を捉え、解決策を模索し、政策の立案、実行までを行う組織であり、実現に向けた運動・事業を展開し続ける組織であります。現在、栗山青年会議所では在籍年数の浅いメンバーをはじめ、思考から行動へうつし、地域の発展へ寄与できる機会が減少しています。青年会議所活動の本質を理解する機会を設け、組織として常に地域の課題解決へ向けた運動・事業を展開する必要性や一人ひとりの主体性の向上を図るとともに、青年会議所活動の大義を問いかけ、いかなる壁にも積極的且つ能動的に行動する熱を生み出し、JAYCEEとして、また、一人の責任ある青年として、自ら行動を起こすことにより、地域の現状をより良く変えていくことが、自身が守るべき者のためであることを認識する必要があると考えます。目的意識を明確にし、地域の未来ビジョンを描く同志として、メンバーの結束力を高め、地域を想い行動する大義を共有し、より良い地域を創造しましょう。

 

【青少年育成事業】

近年では、インターネットの普及が進み、SNSの利用により個人の発信や情報交換が容易となっており、情報ネットワーク社会における人と交流する機会が減少することは、人との相互理解に必要なコミュニケーション能力の低下やアイデンティティの確立に必要な関係性が薄れていると考えます。地域コミュニティの場や地域住民との交流の機会が減少しているなか、学校教育では学べない、地域が発展してきた成り立ちや地域の歴史や地形がもたらす環境を学び、多くの関係性から生まれる繋がりは、一人ひとりの知見を深め、地域に対する郷土愛を醸成すると考えます。また、様々なモノや考え方に触れ合う機会を提供し、自分の知らない事に興味や好奇心を抱き創造力を高め自分の可能性を見出し、自分の考えを他者へ伝える意欲とアイデンティティの醸成へと繋げ、健全な成長へ導く機会を創出することで、多くの可能性を秘めた原石である子ども達が、自分だけではなく、人や地域を想う心豊かな人財となり、地域の未来に輝きを創出すると考えます。様々な夢や希望を抱き、子ども達が地域の未来を切り拓く無限の可能性を広げることで、地域の未来を明るく照らす人財を創出しましょう。

 

【スポーツの可能性】

我々は、地域の垣根を超えた連携を創出するため、年齢、性別に関係なく誰もが体感出来る無限の可能性を持つスポーツを活用することで、地域の活性化、広域連携を強める、南々そらちの一体感を創出する必要があると考えます。昨年開催されるはずだった、東京2020オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルス感染症の影響により、本年の開催になったことで、4年のサイクルで行われる大会に出られなくなった選手や選考された選手もいる中、関係するすべての人に感動を与えるスポーツが持つ可能性は、コロナ禍において衰退した経済や活気を取り戻す機会となり得ると考えます。スポーツには、多くの人を感動させる魅力、健康づくりやストレス解消など健康維持にも取り入れられ、経済効果も生み出すなど、スポーツが持つ可能性は大きくあります。また、スポーツを活用した運動を展開してきた我々として、スポーツを核とした住民と協働によるまちづくりを目指し、栗山町から南々そらちの魅力を高め、SDGs「持続可能な開発目標」を推進しているJCとしても、地域間連携を深め、まちの魅力を持続可能に創出する地域づくりを展開していきましょう。また、健康維持やコミュニティの醸成、既存する地域のスポーツ施設の活用やスポーツ環境を整え、夢や希望を抱く若者やスポーツ従事者を地域で支える体制の構築を推し進め、南々そらちの魅力と一体感を創造することで、国内外で活躍する南々そらちの輝きとなる人財を創出しましょう。

 

【地域の魅力となる夕張川】

私たちが住み暮らす地域を流れる夕張川は、農業をはじめ流域地域の発展に大きく寄与し、夕張川が生み出す魅力は大きな可能性を秘めております。地域の発展とともに、炭鉱群の開発や河川の氾濫による被害が多くあり、河川の改修が進められ、千歳川とともに鮭漁の一つだった夕張川にサケを還そうと、2008年に先輩諸氏により、サケの稚魚を放流したのが転機となり、メンバーと行政、さらには町民の熱き情熱と想いによって、遡上の障害となる各箇所の改修をはじめ、2015年に栗沢頭首工に魚道「サーモンロード」が完成し、今では、サケやマスを含む多くの生き物が上流へ昇ることが可能となり、夕張川をはじめ雨煙別川など産卵床が確認されております。地域住民の想いを夕張川に傾けるために、きれいな河川を維持する清掃を町民とともに行っており、年々ごみは減少しているものの、まだまだ回収されるごみは数多くあり、年間を通して河川を美化し、町民の意識を寄せる必要があると考えます。夕張川自然再生協議会とともに、夕張川の関連事業を推し進めるためにも、流域地域に所在する企業のCSR活動を引き寄せ、持続可能な運動へと高めるとともに、ベネフィットベンダー(寄付型自動販売機)の設置を促進し、夕張川の関連する運動により多くの人の関心を生み出します。行政や企業をはじめ流域住民の郷土愛を醸成することで、地域の発展を支えた夕張川を地域のシンボルとなる四季の移り変わりを知らせる自然豊かな夕張川を創造しましょう。

 

【地域の価値創出】

南々そらちを成形する基幹産業の多くは農業であり、豊かな水資源と肥沃な大地により収穫される恵みは、地域の発展には欠かせない魅力の一つでもあり、食・文化・歴史の魅力ある南々そらちが持つ可能性は数多く存在します。2012年より地域の魅力発信として、栗山マルシェを開催し、2016年には、ふるさと田舎まつり実行委員会へと組織化を進め、そのなかで、栗山商工会議所青年部とともに「くりやまカレージンギスカン」を作成し、地域で生産されている農産物の新たな魅力として、クラフトビール「RAITERAS」を作り、地域の自然や食文化をはじめ、魅力を秘めた地域資源の底上げを新たな魅力として発信しています。更には、南々そらちの飲食店をはじめ各種企業の情報やイベント情報など、一元化した情報発信ツールとして身近な端末で確認出来る「ふるさと田舎まつり」アプリを活用した、地域の繋がりから生成される南々そらちの魅力を発信しており、地域の魅力を探し求め、さらに魅力を発信いたします。また、地域に秘められた魅力を最大限に引き出すため、地域内外の若者と南々そらちが持つ可能性を掛け合わせ、そこ

から生まれる新しい魅力を南々そらちの新たな価値として創造することで、南々そらちに対しての関心や郷土愛を高めると考えます。より多くの関係する主体を巻き込み、繋がりから生成される魅力は、地域の価値を高め、価値観の多様化している人々の関心を集めるため、広域連携をさらに高め、多種多様な情報や可能性を発信することで、夢と希望が輝く南々そらちを創造しましょう。

 

【結びに】

我々は、異業種で構成される組織として様々な価値観を共有し、地域の課題解決に向けて主体的、能動的に行動することが責務であると考えます。

青年だからこそ成しえる事が多くあり、自立と責任が求められるリーダーとして、能動的な行動と積極果敢に挑戦を繰り返すことで見える新たな境地から、より良い地域の未来ビジョンを多くの同志と描き、見えるもの、感じるものそれぞれ価値観が違う新たな人財を巻込み、一人ひとりの彩る魅力を合わせ、自身が住む地域の課題解決へ向け、仲間と共に持続可能な地域の輝きを創造しましょう。1本の木からでは形成することのできない建物は、1 本 1 本の木を組合せて骨組を作り上げ、屋根や壁など多くの関係するものから建物が形を成すように、メンバーが単独ではなく組織として一丸となり、多くの繋がりから生み出される新たな価値を原動力へと繋げ、内面から魅力が溢れ出る組織となることで、地域に必要とされ続ける組織として、より良い地域を一途に想い、仲間と共に夢と希望で満ち溢れた、南々そらちを創造しよう。